今年の3月~4月にかけて、「はじめたてブロガー」の僕が、ブログを1ヵ月(正式には40日)も休んでしまいました。しかし結果として、PV・収益ともに1.5~2倍ほど増えていました。
詳しくは、コチラ(↓)をどうぞ。
そして前回、コチラ(↓)の記事で「休んでもPV・収益を伸ばす結果につながった、4つのポイント」の中で、1番重要な「テーマの選定」について、お話ししました。
今回は、残り3つのポイント(↓)
- テーマの選定
- ざっくりペルソナマーケティング
- 自分のブランディング
- ロングテールを取れる、良記事がある
について、どのように実践すればいいのか、具体的な方法をお話しします。特に「ざっくりペルソナマーケティング」は、意識しているとしていないでは、かなり結果が変わってくるので、大切です。
contents
1ヵ月休んでも、稼げるブログに、必要な4つのポイント(後編2/2)
② ざっくりペルソナマーケティング
「(後編1/2)ブログを1ヵ月休んでも、稼げるブログに必要なこと」で、「①テーマの選定」が出来た方は、自分のブログを、どんな方に一番読んでもらいたいかを、考えてみましょう。
そして、ここが意外と皆さん、あまり意識していない所です。あなたの書いた記事を、それに興味がある方が読んでくれるのは当たり前ですが、その結果「満足」につながるには、「きちんと読者をイメージできているか」が大切になってきます。
そのための手法として、よく用いられるのが「ペルソナマーケティング」です。
「ペルソナマーケティング」とは
ペルソナマーケティングとは「架空の消費者(=ペルソナ)」を設定し、そのペルソナに突き刺さる商品開発、プロモーション戦略をとる手法です。
消費者像をイメージすることは商品開発では珍しくありませんが、ペルソナマーケティングでは「漠然とした消費者像」ではなく、「明確な消費者像」を設定します。
出典:PopInsight「ペルソナマーケティングを理解する上でおさえておきたい国内事例4つ」
簡単に言うと、「たった1人のお客さん」をしっかり想像して、その心をしっかり射抜ければ、それが「たくさんの人の満足」にもつながるという、マーケティングのやり方です。
特に有名なのが、「Soup Stock Tokyo」の成功例です。
作成されたペルソナの名前は秋野つゆ。
創業者の遠山さんは、秋野つゆに、37歳の女性で、都心で働くキャリアウーマン、装飾性よりも機能性を重視していて、フォアグラよりもレバーが好き、プールでは平泳ぎではなくクロールで泳ぐ、というような属性をつけていきました。出典:LISKUL「ペルソナマーケティングが5分で理解できる!【日本企業の厳選事例6選】」
ただ僕は、こんな細かいターゲット設定を、個人ブロガーはやるべきではないと思っています。
というのも、これは企業やビジネスマンのやる事であって、個人がここまで細かく設定しても、大抵思い通りにいかないです。「Soup Stock Tokyo」の場合も、「秋野つゆ」という細かい人物像を描いて、こういう人が何を求めているか、どんな行動をするかを、洗い出すため、調査・分析・情報収集を徹底してやったため、成功したと言われています。
しかし、個人ブロガーの場合、調査等には限界があるので、安易に、ターゲットを絞り込み過ぎると、失敗しがちです。
そこで、僕がやっているのは「ざっくりペルソナマーケティング」です。決めることは、主に2つだけ。
1.「詳しい人向け」or「 詳しくない人向け」を決める
まずは、決めたテーマについて、「詳しい人」に読んでもらいたいか、「詳しくない人」に読んでもらいたいか、考えます。
例えば、僕のブログの場合、「好きな生き方を選べるように」に書いたように、そもそもこれからブログを始める方向けに書きたかったので、「詳しくない人」向けです。
2.「年齢層」(性別・地域)を決める
次に、どんな「年代」の方に読んでもらいたいか、考えます。これも、ザックリで良いです。
例えば僕は、これも「好きな生き方を選べるように」で書いたように、「以前の僕のように、辛い仕事でお金を稼ぐことに囚われている方に、少しでも何かのきっかけになれば」と思って始めたので、「10代~60代・男女問わず・地域問わず」と、ザックリ決めました。
ただ、これは「テーマ」によって、事情が変わります。
僕のような「ブログで稼ぐ」テーマは、幅広い方向けでも大丈夫ですが、テーマによっては、性別・地域も考えることが必要です。例えば「ダイエット」をテーマにする場合、男性向けか、女性向けかで、内容がガラッと変わります。また、地域を関東や関西にするかで、「その地域で出来る事(ジムやランニングコース等)」も、違ってきます。
このように、ザックリで良いんで、読者の方を想像してみて下さい。そして、その読者の気持ちになって、「何が知りたいか」「どういう風に伝えたらいいか」を、考えてみましょう。このことが、この後お話しする「自分のブランディング」「ロングテールを取れる、良記事がある」ポイントにも、つながっていきます(最後に解説します)。
「ざっくりペルソナマーケティング」の、おさらい
- 「詳しい人」or「詳しくない人向け」を決める
- 「年齢層」(性別・地域)を決める
③ 自分のブランディング
どんな方に1番読んでもらいたいかが、決まったら、今度はその読者の方々に「この人の話なら、聞きたい・読んでみたい」と思われる人になりましょう。
そのために、必要なことも、主に2つだけです。
1.立ち位置を、ハッキリ決める
例えば「ポイントサイトでお小遣い稼ぎを頑張る、主婦ブロガー」さんの場合、ざっと考えても、こんな(↓)立ち位置があります。
- これから月〇万円目指して、読者さんと一緒に、イチから頑張る
- 〇年間、ポイントサイトを使ってきたノウハウをお届けする
- 子供2人を育てながら、1日2時間の隙間時間で頑張る
このように書いてみると、同じ「ポイントサイトでお小遣い稼ぎを頑張る、主婦ブロガー」さんでも、読者が持つ印象は変わりますよね。また、立ち位置には「記事の説得力」につながる効果もあります(これも最後に解説します)。
2.オリジナリティ(個性)
そして、自己ブランディングで1番大切なのが、オリジナリティ(個性)です。これが、とても難しいところです。ただ、はじめはあまり考えすぎず、「自分をどういう風に見てもらいたいか」を考えながら、以下の2点を決めてみましょう。
❶ アイコン
ブロガーにとって、非常に重要なモノです。あなたの顔であり、ここで第一印象が決まります。さらに、今後あなたをネットの大海の中から、見つけてもらうための、大切な目印にもなります。そのため「親近感が持てる」「目立つ」「かぶらない(既視感がない)」ことが、絶対条件です。
そして、ブランドマークになるので、一度コレ!と決めたら、変えないようにしましょう。「シャネル」や「ベンツ」は、マークを見ただけでも、ブランド名が思い浮かぶと思います。そんなブログを背負う「ブランドマーク」になるので、とても大切な存在です。
❷ 自分を表す「形容詞」を1つ決める
おもしろい、カッコイイ、優しい、可愛い、センスがある、博識な、おちゃめな・・・etc
「自分をどういう風に見てもらいたいか」を決めるため、まずは簡単に1つ「形容詞」を選んでみましょう。ここは、「自分が、こういうキャラに見られたいな~」くらいの、簡単なイメージでOKです。
このように、自分の「立ち位置」や「アイコン」「どんな人か(形容詞)」は、あなたの「キャラ付け」「人物像」を決める、大切な要素です。映画や漫画でも、重要キャラとモブ(名前もない人達)とでは、魅力・存在感が、まったく違いますよね。折角頑張って書いているブログです。その他大勢に埋もれないよう、きちんとブランディングしてみましょう。
「自分のブランディング」の、おさらい
- 「立ち位置」をハッキリ決める
- オリジナリティ(個性):アイコン・1つの形容詞を決める
④ ロングテールを取れる、良記事がある
そもそも、ロングテールって?
ロングテールSEOとは、検索数は少ないが質の高いアクセスが集まる複合キーワード(ロングテールキーワード)を広く攻略することで多くのPVとコンバージョンの獲得を実現するSEOの攻略法だ。
最近は「はてブ」の影響もあって、よく聞くようになった「バズる」記事とは、真逆で、細く長くしっかりとアクセスが伸びる記事の事を「ロングテールの獲れる」記事と言います。
「バズる」と、つい嬉しくなって、またそういう記事を書こう!と思ってしまいますが、それは本当に一時的なもの。場合によっては、さまざまな批評によりブログの価値を落とすことにもつながります。
長期間、しっかりと稼ぐブログのためには、この「ロングテールの獲れる」記事が必要不可欠です。そして、そのためには「どれだけ、わかりやすく、役に立つ記事を書けるか」に、尽きると僕は思っています。
たくさん検索してもらえる「ロングテールの獲れる」記事には、「キーワード」が重要だ、というサイトが多いです。ただ、僕はキーワードありきで、記事を書くべきではないと思っています。
そもそも「検索キーワード」は常に変化するので、検索されやすいキーワードに頼り過ぎると、ロングテールにはつながりません。(この辺りは、また別の機会に、詳しく書きたいと思います)
そして、「ロングテールの獲れる」記事を書くために、内容と並んで大切なコトが、ここまでにお話ししてきた「①テーマの選定」「②ざっくりペルソナマーケティング」「③自分のブランディング」との、関わりです。
むしろ、ここまで「難しい・・・」となった方も、これ以降を理解してもらえれば大丈夫です♪
【重要】4つのポイントが、しっかりハマることが大切
- テーマの選定(詳しくは、前回の記事を見てね)→ まずは「自分が得意で、誰かの役に立つコト」を見つける
→ 次に、「長期間しっかりと稼ぎやすいジャンル」かを、確認する - ざっくりペルソナマーケティング→ 「詳しい人」or「詳しくない人向け」を決める
→ 「年齢層」(性別・地域)を決める - 自分のブランディング→ 「立ち位置」をハッキリ決める
→ オリジナリティ(個性):アイコン・1つの形容詞を決める - ロングテールを取れる、良記事がある→ わかりやすく、役に立つ記事を書く
→ 上の「1~3」に、しっかりハマる記事を書く
実は、「4.ロングテールを取れる、良記事」につながるには、「1.テーマの選定」「2.ざっくりペルソナマーケティング」「3.自分のブランディング」の3つで決めたコトと「ズレがないか」が、肝心です。
例えば、以下の場合(↓)
- テーマは「FX投資」
- 自分と同じ30代の、男女・地域問わず、詳しくない人向け
- これから月〇万円目指して、読者さんと一緒に、イチから頑張る+おもしろく
上のように「1~3」を決めた方が居たとして、こんな(↓)記事の書き方をしたら、どうでしょうか。
- 絶対に稼げる、必勝テクニック!
- おもしろく書くため、顔文字や記号をたくさん入れる
こうすると、実は「ズレ」が出ていて、説得力に欠けてしまいます。
というのも、「イチから頑張る」方が、「必勝法!」と言っても、読んでいる方には実績がないので、響きません。また、おもしろくしたいからと言って、「顔文字・記号」を多用しても、読んでもらいたい方が「30代」かつ、テーマが「FX投資」という専門的な内容なので、少し幼稚に思われるかもしれません。
後編の2パートにわたってお伝えした、「長期的に、きちんと稼げるブログに大切な、4つのポイント」は、しっかりそれぞれに「ズレがない」ように「しっかりハマる」ことが、大切です。そうして、はじめて「説得力」「魅力」が生まれ、あなたのブログを「もっと読みたい」という、満足感につながります。
こういった点は、メンドクサイ理論的なところなので、あんまり考えずにブログを始める方が、圧倒的に多いです。しかし、こういう「準備作業」をサボると、いくら続けても、結果につながらなくなってしまいます。
僕は、3年前、ブログ活動を始めた日から今日まで、「長期的・定量的に、稼ぐ、現実的な方法」として、この4つのポイントを、ずっと大切にしています。
まとめ
長い話になってしまいましたが、このブログを始めて3カ月で、40日も休んで、やっぱり大切なポイントだと実感した4つです。
ただ、この4つのポイントについては、もっと詳しく掘り下げた「実践編」も必要だと思っています。そちらも、今後改めて記事にしたいと思います。
長くなってしまいましたが、ブログをきっかけに何かを変えたい方に、少しでも参考になれば、嬉しいです。では、また♪
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