ブログを運営する上で、欠かせないのが、万が一の場合の「バックアップ」です。
トラブルは、突然、予想外のタイミングで起こります。「急にブログが表示されない!」「今まで頑張ってきた更新が、すべて水の泡に!?」・・・なんてことは、避けたいですよね。そこで、大切なデータは常にバックアップを取っておきましょう。
ただ皆さん、ただバックアップを取っているだけで、安心していませんか? 実は、バックアップは「取るタイミング」や「どのように取るか」が、非常に重要なんです。その点を含め、おすすめのバックアッププラグインをご紹介します。
バックアップを取った気になっている方、危険です!
「何となくバックアップ」は、意味がない
例えば、僕も利用している「エックスサーバー」の場合、標準で「自動バックアップ」機能がついています。(エックスサーバーって?という方は、先にコチラ→「【2017年1月最新】レンタルサーバ比較」をどうぞ)
公式サイトで案内されているように(↓)、Web・メールデータ「過去7日分」、MySQLデータベース「過去14日分」を自動でバックアップしてくれます。

また、管理画面から、このような(↓)バックアップ状況の確認もできます。

ほかにも、WordPressでは「BackWPup」という、有名なバックアッププラグインがあります。コンテンツマーケティングで知られている「バズ部」様をはじめ、多くのサイトが紹介していることもあり、こちらでバックアップを取っている方も多いと思います。
しかし、「サーバ側でバックアップを取ってくれているから、安心~」「プラグインで、バックアップ設定をしたから、安心~」と思った方、それが「何となくバックアップ」です。そして、そのバックアップは、本当に必要な時に、役に立たないかもしれません。
データ復旧は、別料金の場合もある

先ほどの「エックスサーバー」の自動バックアップは、コチラ(↑)の通り、別途お金がかかります。
しかも決して、安くはない額です。お金を払ってでも、元に戻したい!という、最終手段で使うのは良いですが、気軽に使える手段でないことは、確かです。
また、あくまでデータベース単位(ブログの関連ファイルをまるっと全部)をバックアップするため、その中の1ファイルが壊れているような場合には、うまく復旧させることができません。
自分で復旧できなければ、意味がない
(↑)のように、お金を払えば当然ですが、「エックスサーバー」の担当者が、データを復旧してくれます。しかし、プラグインを利用する場合、復旧作業を自分でやらなければなりません。
しかし、バックアップ設定をしたものの、実際に復旧できるかまで、試した方は少ないと思います。というのも、復旧手順が難しいからです。
「BackWPup」の場合だと、前述のバズ部様の記事(↓)に、詳しい復旧手順が書かれています(結構古い記事ですが・・・)。
ただコチラ(↑)の内容、元エンジニアの僕でも、少し難しいと思う内容です。というのも、ファイルとデータベースを別々に復旧する必要がある(この時点でよくわからない・・・という方も居ると思います)上、1ファイルでも間違うと、うまく復旧できなくなります。
僕も以前使っていたので、よくわかりますが、バックアップ設定もかなり複雑です。そのため、設定自体をミスしていると、そもそも意味のないバックアップを取り続けている場合もあるほど、実は扱いが難しいプラグインです。
バックアップは「自分が復旧したいデータ」を「自分で手軽に復旧できる」ことが、大切であり、そうでないと意味がないのです。
そこで、簡単にデータを復元できる、バックアッププラグイン、「UpdraftPlus Backup」の出番です!
UpdraftPlus Backup

プラグインのインストール方法は、コチラ(↓)です。「有効化」を、忘れずに!
必要な設定

有効化後、「設定」の中に項目ができます。
その中から、「UpdraftPlus Backups」を押します。
1.すぐにバックアップを取る場合

例えば、ワードプレスの更新前や、新しいプラグインを入れる前に、念のため、バックアップをとっておきたい場合は、「現在の状態」タブで、「今すぐバックアップ」を押します。

- 6ヶ所すべてを、チェック(「…」を押すと、詳細が開きます)
- 「今すぐバックアップ」をクリック
その後は、数分でバックアップが完了します。細かい設定も不要で、簡単ですね!
2.定期的にバックアップを取る場合
急なトラブルに備えて、なるべく最新のバックアップを、定期的に取っておきたい場合は、「設定」タブで、バックアップスケジュールを設定します。


- 「ファイルのバックアップスケジュール」で、好みの頻度を入力
(データ容量が大きいので、1日ごと/「7」保持がオススメ)
「データベースバックアップのスケジュール」で、好みの頻度を入力
(データ容量が小さいので、1日ごと/「30」保持がオススメ) - サーバの外にも保存したい場合、好みの方法を選択 ※下の注意点(↓)を読んでね
- 「バックアップするファイル」で、4ヶ所すべてを、チェック
- 「変更の保存」を選択
以上で、必要なファイルをすべて、自動的にバックアップを取得してくれます!
ただし、無料版だとバックアップ実行時間の指定ができません。そのため、設定を保存したタイミングが、実行時間になってしまいます。アクセスが集中する時間に、バックアップが被らないよう、「深夜 or 早朝」に再度「変更の保存」を押して、少し時間をずらしてくださいね。
サーバ障害に備えて、別場所に保存しておくと、安心です。ただ、その場合、以下の2点にご注意を。
- ネット経由での保存は、非常に負荷がかかる
- 暗号化されていないデータの送信は、危ない
バックアップデータは、数GBほどの、大容量データになるので、なかなか重い処理になります。そのため、保存先に「どれくらい時間がかかり」「きちんと保存できるか」、しっかりテストしましょう。
また、暗号化しないままデータを送信すると、セキュリティ上、とても危険です。暗号化って?どうして危ないの??という方は、コチラ(↓)をどうぞ。
続いて、肝心の復旧手順です。
こちらは、「1.すぐにバックアップを取る場合」「2.定期的にバックアップを取る場合」とも、共通のやり方です。
3.データを復旧する場合

「バックアップ済み」タブで、復旧したいバックアップデータの「復元」を押します。

- 復旧したいデータを、チェック
(すべてを選ぶも良し、アップロードファイル(画像など)だけの復旧も選べます) - 「復元」をクリック

準備が完了したら、「復元」を押します。

「復元に成功しました!」と表示されれば、データの復旧おわりです。
簡単、しかも数分ほどで、復旧完了です!
この手軽さは、本当にスゴイ。これだと、複雑な操作で失敗することもないですね。(僕も「BackWPup」から乗り換えました!)

データの復旧後、コチラ(↑)のように「古いディレクトリを削除」するよう、表示されます。きちんとデータが復旧されたことが確認できれば不要なので、削除してしまいましょう。
まとめ
- 「何となくバックアップ」を取っていても、意味がない
- 「自分が復旧したいデータ」を「自分で手軽に復旧できる」ことが、重要
- 「取るタイミング(すぐに or 定期的)」や「どのように取るか(スケジュール・別場所など)」を決めて、バックアップ!
バックアップ・復旧は、一度きちんと設定・テストしておけば、安心です。「UpdraftPlus Backup」は、そのどちらも手軽にできるので、本当にオススメですよ。
以上で、UpdraftPlus Backup、設定完了です!
お疲れさまでした!
WordPressブログを始めたら、導入すべきプラグイン 18選 は、コチラ(↓)からどうぞ!
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