【必読】親テーマにしか存在しないファイルを、子テーマで編集する方法

以前、Google AdSense(グーグルアドセンス)に関する記事を、ご案内させて頂きました。

その中の1つ、「厳しくなった、Googleアドセンス「2次審査」:待ち時間・合否について」で、こんなご質問を頂きました。

コビトブログさんがこの記事で “またコードの編集は、慎重に。違ったファイルや親テーマを編集しないよう、気を付けてください。”と書かれているのですが、Storkの子テーマを導入しても、「header.php」などは表示されず、

・テーマのための関数
(functions.php)

・yarpp-template-relative.php

・スタイルシート
(style.css)

という3つの項目しか見当たらないのですが、
どのようにすれば「header.php」などを子テーマで編集できるようになるのでしょうか。

 

おそらく、コメントを下さった方が疑問に思われたのは、記事内のこのキャプチャ画像(↓)です。

 

僕の使用しているテーマ「STORK(ストーク)」の場合、右上で選択されている「stork_custom」は「子テーマ」です。にも関わらず、「header.php」ファイルが存在しています。

 

STORK」?「子テーマ」って?? という方は、まずコチラ(↓)をどうぞ!

 

その理由を含め、今回は、親テーマにしか存在しないファイルを「子テーマのファイル」として編集する方法を、ご紹介します。

 

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親テーマにしかないファイルを、子テーマで編集する方法

もともと、子テーマにあるファイルは?

ご質問者様のおっしゃる通り、子テーマには本来、以下の3ファイルしかありません。

  •  テーマのための関数(functions.php)
  •  yarpp-template-relative.php
  •  スタイルシート(style.css)

つまり、子テーマには「header.php」ファイルは、無いはずなんです。

 

前述のアドセンスコードのように、「header.php」に追記したくても、親テーマにしかファイルがないため、仕方なく親テーマのファイルをいじってしまった方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

「STORK(ストーク)」を、たった1時間で、おしゃれにカスタマイズ!」でも書きましたが、親テーマを編集してしまうと、設定が消えてしまうおそれがあり、デメリットが大きいです。

 

そもそも、親テーマ・子テーマの関係性とは

 親テーマ・子テーマとは

  •  「親テーマ」: 基本のデザイン・機能を持つメインテーマ
  •  「子テーマ」: カスタマイズ専用のサブテーマ

このように書くと、「親テーマ」「子テーマ」には「それぞれ違った名前のファイルがある」ような気がしますが、実はそうではありません。例えば「style.css」は、「親テーマ」にも「子テーマ」にも存在します。

 

ブログを表示する際、基本は「親テーマ」の設定を読み込み、その後「子テーマ」の設定を上書きして読み込みます。そのため、同じファイルがあっても、「子テーマ」側の設定が優先されます。こんな感じに(↓)

 

この関係性を利用して、「親テーマ」にしか存在しないファイルは、そのままコピーし、「子テーマ」側に複製することで、「編集用のファイル」にできちゃいます!

 

それでは、そのやり方をご紹介します。

 

子テーマ側に、親テーマのファイルを複製するやり方

1.「親テーマ」の、編集したいファイルをダウンロード

まずは「親テーマ」内にある、編集したいファイルをダウンロードします。ファイル転送のやり方については、コチラ(↓)を見てね。

ファイル転送?FTP?という方は、コチラ(↓)

安全にファイル転送をしたい!という方は、コチラ(↓)

 

以降の、キャプチャ画像は、「SCP」ツールのものです

僕は、安全にファイル転送できる「SCP」ツールを使っています。本記事も、このツールによるキャプチャ画像での、ご案内になります。

 

ご自身のドメインフォルダから、ご使用の「親テーマ」フォルダにアクセスします。「STORK」をご利用の方は、「public_html」→「wp-content」→「themes」→「jstork」の順に、フォルダ階層を辿ってください。

 

例えば「header.php」ファイルを編集したい場合、このファイルを自分のPCにダウンロードします(任意の場所でOK)。

 

2.ダウンロードしたファイルを、「子テーマ」フォルダに、アップロード

次に、「子テーマ」フォルダにアクセスします。「STORK」をご利用の方は、「public_html」→「wp-content」→「themes」→「jstork_custom」の順に、フォルダ階層を辿ってください。

 

先ほどダウンロードした「header.php」ファイルを、アップロードします。

 

3.「テーマの編集」で確認

WordPressのダッシュボードから、「外観」→「テーマの編集」を押します。

 

右上で「子テーマ」を選択し、先ほどアップロードしたファイルが、表示されているのを確認してください。あとは、このファイルを選んで、好きに編集するだけです。

 

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まとめ

  1.  親テーマにしか存在しないファイルは、子テーマに複製(コピペ)して使う
  2.  コピペは、ファイル転送ツールで、やり取りするだけ!

 

親テーマを編集することは、非常にリスクが高いので、なるべくこの方法を使いましょう。

ただ注意したいのは、「親テーマ」に更新があった場合

これは「子テーマ」を利用する際の、基本的な注意点と同じですが、「子テーマ」の設定が上書き適用されてしまう特性上、せっかく更新された内容が、反映されない場合があります。特に親テーマにしかないメインファイルを、子テーマ側に複製した場合は、ファイルを置き換える等、対応が必要です。

 

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狐火兎
知らずに「親テーマ」ファイルを編集する前に、「子テーマ」への複製方法を覚えておきましょう!どのファイルにも使えるので、一度やってみると、便利ですよ♪

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ブロガー向き テーマ「STORK(ストーク)」

当ブログも使っている
WordPressテーマ「STORK」です。

11件のコメント

intheflightさん、コメント頂きありがとうございます!
僕の記事がお役に立てたようで、嬉しい限りです(*’▽’)

今後も良かったら、遊びに来てくださいね♪
どうぞよろしくお願いいたします。

はじめまして。fumiyaと申します。PC素人です。急な質問失礼します。
記事を拝見しました。
もうすでにアドセンスなどのコードを親テーマのテーマヘッダーで編集してしまいました。
その場合対処方法ってありますか?

fumiyaさん、はじめまして(*’▽’)
コメントありがとうございます!

「もうすでにアドセンスなどのコードを親テーマのテーマヘッダーで編集してしまいました」とのことですが、
アドセンスコードは追記しただけ(削除した行はない)と思うので、
記事の方法で、親テーマにあるヘッダーファイル(header.php)を、子テーマ側に複製するだけで、OKです。
(子テーマ側が優先されるので、今後親テーマが更新されても、設定が残ります)

どうぞ、よろしくお願いいたします。

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